日本のゲーム・漫画・アニメなどのポップカルチャーを
世界に売り出していこうと進めているようだ。
通常は、あまり聞いたことがないというのが実感だろう。
この『クールジャパン』というムーブメントに批判的な言葉も聞く。
アーティストの村上隆氏は、
「『クール・ジャパン』なんて外国では誰も言っていません。
うそ、流言
心跳錶です。
日本人が自尊心を満たすために勝手にでっち上げているだけで、
広告会社の公的資金の受け皿としてのキャッチコピーに過ぎない。」
と、冷たい。
世界に出ての実感なのだろう。
これは、彼が言うようにささやかな自尊心を満たすための
一過性の官製のムーブメントに過ぎないのかも知れない。
当方のフランス人講師の一人、
日本に行ってみたいと思ったのは、
『世界のCMフェスティバル』がきっかけだったと語っていた。
毎年、世界のCMを集めたフィルムの終夜上映をフランスで見て、
日本のCMがとびきり面白かったことが、きっかけになったと語っていた。
(このフィルム、日本でも終夜上映が行なわれている。)
「こんなものを作り上げることができる日本人って?」
と思ったそうだ。「クールジャパン」と騒ぐより、
よりよいアーティストを
長江三峽旅行團育て、
一過性のものでない、豊かな創作の力を育てることかもしれない。
ドイツの作家シュティフターの言葉に
「野の泉は涸れても、森の泉は涸れない」とある。
森を育てていかなければ、泉は涸れていくことを言っている。
「クールジャパン」と名付けて悦にいっているような一過性のムーブメントではなく、
豊かな森となる”創作の土壌”を作ることが重要なの
康泰旅行社だろう。